ブラシノステロイド
生理作用
- 成長
- 細胞分裂
- 伸長
- 分化(導管の分化 ウニコナゾール(GAの合成阻害剤)添加で抑制された。)
- 病原体に対する防御
- ストレス耐性(解毒促進,抗酸化物質の合成)
- 生殖成長
- 雄蕊と花粉の発達に必要
- 果実の成熟に貢献
生合成
DWF4,DET2,CPDが働く
受容体
BRI1-LRR受容体キナーゼ(ロイシンリッチリピート,膜貫通ドメイン,キナーゼドメインの3つの領域からなる)
信号伝達
- BRI1とブラシノステロイドが結合
- BRI1を不活性化していたBKI1が解離
- BAK1はBRI1と相互作用し活性化
- BSU1(脱リン酸化酵素)を活性化
- BIN2(リン酸化酵素)を不活性化
- BIN2により不活性化されていたBZR1,2が活性化される
- 成長促進する遺伝子の発現がオンになる
オーキシンとの関係
オーキシンはBR生合成に必要CPDの発現を誘導する
BRはオーキシン誘導性の転写因子ARF2の発現を活性化することで、他のオーキシン誘導性遺伝子の発現を促進する。