【アンコールワット遺跡群】

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午前4時起床。身支度を整えて4:30分にゲストハウスに迎えにきてくれたトュクトュクドライバーと合流しアンコールワットへ向かった。明け方のシェリムアップはまだ涼しい。トュクトュクに乗っている間は涼しいというよりも寒かった。そんな中ワタクシは半袖短パン。バカだった。長袖いるなあと思っていたのに、歯磨きをしている間に忘れてしまったのだ。ちなみにトュクトュクドライバーはジャンパー着用。


鳥肌全開?全閉?の中アンコールワットのチケット売り場へ到着。まだ5時だというのにものすごい人の列。観光客のほとんどはヨーロッパ系の人のようだ。37ドルを支払い1dayのチケットを手に入れる、チケットには自分の顔写真が印刷されている。すげえアンコールワット。


チケット売り場からトュクトュクで10分ほどでアンコールワットと思われるところへ到着。思われると言ったのは、辺りが暗すぎて何も見えないからだ。朝というよりも深夜という方が正しい気がする。辺りには同じようにトュクトュクで連れてこられた観光客がたくさんいた。この人たちは目的地を分かって歩いているのだろうか。少なくともおれは知らない。鳩の群れのように周りに従って暗闇の中を歩いていく。


真っ暗な中、止まった場所はアンコールワットの正面の池のほとりだった。撮影スポットとして有名らしい。アンコールワットの遺跡と池に映るその影が一緒に撮影できるのだ。

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着いたのが6時前。まだ真っ暗で夜空には満点の星空が見えた。それだけでテンションが上がる。早起きした甲斐があったというものだ。時間が経つにつれて明るくなり辺りの様子や、遺跡の輪郭もはっきりしてきた。辺りには300人くらいはいたんじゃないかなあ。とにかく大勢が朝日を待っていた。

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6:30頃には朝日が昇った。朝焼けに照らされる遺跡の美しさは早起きの疲れを忘れさせてくれるようだった。


朝日に照らされる遺跡を眺めた後は遺跡の中を見学した。めちゃくちゃ広い。どうやって設計したの?どんなモチベーションで作ったの?といった月並みな感想が出てきた。いや本当にクレイジーだと思う。遺跡は大きさもすごいのだが、壁画のレリーフもすごく緻密だ。それが遺跡の壁の多くに掘られていているからすごい。広すぎる遺跡内を歩いて登っていい朝の運動だった。

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アンコールワットはもともとヒンドゥー教の寺院だったらしいのだが、仏教に改修させられたという経緯がある。壁のレリーフがヒンドュー教のものなのか仏教のものなのか、はたまた両方混ざっているのかはわからない。ただその精緻さに感動した。

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中の像は頭が切り落とされているものがほとんどだった。ポルポトの侵攻によるものだそうだ。民族を統一させるために、過去の信仰を破壊して無かったことにしようとしたらしい。全く理解できない。あの美しい寺院を破壊しようなぞ、よくも思ったものだと思う。こういうところでも教育が大切になってくるのだなあと感じた。
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