グレイテストショーマン観ての感想。



映画開始から引き込まれた。

幼少時代から大人へなる過程を鮮やかにミュージカルでテンポよく表現する手法は見事だと思った。

マイノリティーだったり、生まれつきの身体の違いだったりとダイバーシティの高い人たちを集めるなかでバーナムは彼らを否定せずその個性を受け入れてショーを成功させる。

あの時代を考えたらなかなかできることではないと思った。

バーナムは居場所のなかった彼らに居場所を与えよう、といったことを考えていたわけでは決してないと思うが、結果として彼らに居場所を与えた。

自分の家族からさえも存在を否定されてきたような彼らを。

もっと登場人物の心情を掘り下げていくこともできたと思うけれど、物語はバーナムを中心として進む。

心情を掘り下げなかったからこそこの映画はエンターテイメントとして素晴らしいものになったと感じる。

その居場所のなかった彼らが歌うThis is meを歌うシーンでは涙が出てきた。

居場所がなく自信がなかった彼らがそれでも自分を肯定していく力強い姿はなんとも素晴らしい。

この映画の見所の1つだ。

ジェニーリンドが歌うNever enoughがまたいい。惹きつけられる。力強く儚い印象。

家庭を顧みなくなり興行の成功を追い求めるバーナムとチャリティーの関係に亀裂が入る。

ジェニーリンドの公演の中止、火事によるサーカスの全焼により全てを失ったバーナム。

そんな中仲間がバーナムを支え、物語はハッピーエンド。

エンドロールが終わり明るくなる劇場を見渡すとカップルの幸せそうな顔が目に入る。

そんな中私は1人足早に劇場を立ち去った。

いい映画だった。