アキタの雑記

博士後期課程の雑記ブログ。 読んだ本、コンピューター系のメモ、愛猫の写真、勉強のこととか。

カテゴリ:留学 > 留学の感想

2セメスターに及ぶマラヤ大学交換留学終了の報告

6月末で長いようで短かったような10ヶ月のマラヤ大学への交換留学が終わりました。

帰国したのは7月7日でもう20日とか経つので今更の報告という感じになります。

帰ってから聞かれたことだったり、振り返りだったりをマレーシアを懐かしく思いながら書いていこうかなあと思います。

英語できるようになったんですか?

僕は英語ができるようになったのでしょうか。というか、英語ができるとはどのような状態なのでしょうか。

留学前よりかはそりゃあできるようになったんじゃないかなあと思いますが、具体的にTOEICとかIELTSとかの英語試験を受けて何点上がったとかは受けてないので言えません。

マラヤ大学で単位は取れたのでまあできなくはないのではないでしょうか。

ただ、英語できるようになりたい!みたいなので交換留学に行くのはあまりオススメできないかなあと思います。英語を勉強するんじゃあなくて英語で勉強するので、最低限できないとしんどいかなと思います。

僕が留学中にやっていた英語の勉強なんて別に外国にいかなくてもできることだったので、ある程度英語のリスニング、リーディングくらいはやってないといけないかなあと思います。

話すとか書くとかは生活していく中で頑張ればいいんじゃないでしょうか。

何していたんですか?

大学の交換留学プログラムで1年(というか2セメスター)マレーシアのクアラルンプールにあるマラヤ大学という大学で授業を受けていました。

僕は生物系が専攻の学生なのでマラヤ大学でも生物学に関わる授業を履修していました。授業がない日はたまに観光したり、勉強したりって感じでした。

帰国後は何をするんですか?

帰国後は割とノープランだったのでそこはマジで反省って感じですね。今は自宅警備員って感じです。

帰国後すぐは単位互換の申請の書類を揃えたり‐先生とか事務にどういう書類出せばいいですかとか聞いたり、言われたシラバスとか成績表とか準備してその和訳を作成したり‐大学の部活でサッカーしたり、本読んだり、勉強したりって感じです。

大学が10月から始まるのでそれまでは長い夏休みって感じですね。

何個かインターンシップみたいなのも応募してみたので通ったら行くのかなあという感じです。

総括

学部での交換留学ということで、専門的なことに関しては日本でできることの方が多かったかなあと思います。

実際に10ヶ月という比較的長い時間を外国で暮らすという経験は実際にやらないと得られないのでやってよかったなあと思います。

具体的には、自分の普通というかスタンダードから外れた時に自分がどういう反応をするのかとか、文化的な違いとか、トラブルにあったときにどう対応するかとかね。

とりあえずこんな感じで報告とさせてもらいやす。結構ありがちな留学トラブルとかはまとめていけたらと思っています。

では。

マレーシアが居心地よく感じる理由を考えてみた

マレーシアはクアラルンプールでの留学生活もあっという間に半年が過ぎました。思い返せば食中毒でスタートして大変なこともあったような気がしますが、なんだかんだ楽しく過ごせています。1月の末から2月の中旬に日本に一時帰国していました。久しぶりに日本語でサッカーというかフットサルができるぞーとか思って部活にでたら開始30分もしないうちにけがしました。病院に行ったところ内側側副靭帯断裂と診断されました。そのため、1週間ほど歩けずYouは何しにNipponへ?という感じでした。さらにうちの3匹いる猫のうちの1匹には顔を忘れられるし靭帯は切れるし本当に2018年度は日本でいいことありませんでした。 所詮半年なんでそんなに変わったこともなかったんですけど、なんかマレーシア居心地よかったなあと思ったので、どこに居心地の良さを感じているのか考えてみました。

何言ってるかわかんない。

ここはマレーシア。マレー語、英語、中国語、なんかわかんない言葉が交わされ、さらに大学内ではタイ語、韓国語、スペイン語?、なんかどっかの言葉と単一の言語は使われていません。当然他の人が何を話しているのかなんてわからないので気になりません。鳥のさえずりみたいなものです。意味を持って頭に入ってきません。 日本では当たり前ですが、みんな日本語をしゃべっているの何を言っているのかわかるので、なんか言われてないかなあと自意識過剰を発揮することがありますがマレーシアではありません。よって楽。人によって得意な言語ももちろん異なるのはずなので、みんな話を聞いてくれる安心感もあるし、へたくそな英語でもわかってくれようとしてくれて非常にありがたい。

時間がゆっくり流れている

マレーシアは時間がゆーっくりしていると感じます。というか日本がきっちりしすぎていたのか、見方によって変わるので何とも言えないですがまったりしています。床屋は時間になっても開かないし、勝手に休むし、ショッピングモールの店員は客が来なかったらなんか動画見ていても何も問題なさそうだし、図書館のソファで寝てる人はいるし、集合時間に遅れるのは普通だしなんとも緩いです。ネイティブジャパニーズの僕としては最初は時間守れよ‼と意味もなく憤慨していたこともありますが、郷に入っては郷に従え。今ではこの緩さがいい感じです。裁くな裁かれるだろう。って神様もおっしゃておりますし。 相手に何かを求めるということは自分もそれを求められるということになるかと思うのでそのプレッシャーみたいなものはないなあと思いました。マレーシア的には、私も遅れるからあなたも遅れていいのよみたいなノリなんでしょうか。わかりません。

外国人特権?みんな親切

マレーシアでは僕は外国人。カスみたいな英語しかしゃべれなくてもきちんと聞いてくれようとしてくれるし、困った時に何か聞いても助けてくれる。そんな優しさがあるマレーシアな気がします。まあ日本だって外国人にはそんな感じに親切に接する…よね?最近僕のTwitterのタイムラインでは外国人のちょと変な日本語の使い方を笑うようなバラエティー番組に対して嘆きというか怒りのツイートが流れてきていて僕もそういうのは良くないなあと思います。こんな一アジアの島国の言語を覚えようとしてくれているだけでありがとうございますでしょう。この日本語という言語を正しく扱えるかどうかを気にしているのって、日本では日本語という単一の言語でのみ教育されてきたから言葉使いがそのまま教育水準と一致するからってことですかね。普通に差別じゃね。 日本もこれから少子高齢化に伴って外国人を呼んで働いてもらおうとかするなら、この辺の考え方から変えないと呼んできてもらえたとしても確実に問題起こると思うなあ。

マレーシアへ留学来て良かったなと思うところ。

バックグラウンドが違う人との交流が増えたこと

私のバックグラウンドは所謂理系、生物系で大学内だと基本的に同じ学科の人といるようなことが多いので、マレーシア来てからは周りが所謂文系の人が多数なのでそういった人たちと話す機会が増えたのが良かったことかなと思います。

この前に日産のゴーン会長が逮捕されたというニュースがありました。その時に国際学に通じている人はこれは日本とフランスの対立だ、うんたらかんたらということがすぐに分かったらしいのです。私のTwitterでも逮捕のニュースは流れてきたものの、私はミスタービーンじゃね?くらいしか思わなかったし、あまり興味もありませんでした。正直、ルノーだのなんたら言われてもはあ。って感じでした。

ただ、そういうものの見方があることはそういうバックグラウンドがある人と知り合わなければ絶対に知りえなかったし、知るきっかけもなかったと思うので良かったなあと思います。

ただ、私はあまり人間の権力争い的な利益の争いみたいなことは興味が無くてなんでやっているのかなあという感じです。お金はないのは困るけど、毎日食事できて生活できるくらいあればそんなに困らなくないですか?

日本以外でも暮らせるじゃんという実感が得られたこと

留学のいいところはある程度の期間を外国で暮らせることだと思いますね。私が申し込んだのもこの理由によるところが結構あります。住み慣れたところから出て他のところに暮らすという経験は私は初なので(大学も地元なので)、そういう時に自分がどうなるのかという実験としていい感じですね。

結論外国(マレーシア)でも生きられることが分かったので良かったですね。 日本以外で暮らせるかを検討するべきだと個人的には思っています。というのも、将来外国で暮らす暮らさないは別に自分の行動範囲、生存可能領域を理解するのは大切かと思います。例えば、日本が住みにくくなった時にそういうことを考えていれば、逃げ道として外国に住むことも検討できます。

まあ外国で仕事できるかはまた別問題ですけどね。

外国語についての考え方

コミニケーションについて



中国人の友達からこんなことを言われました。彼は、中学生の時にシンガポールへ行き、カナダへ大学進学したあとにマレーシアへ来て、高校卒業の時にIELTS7.0を取得していたそうです。インターナショナルで英語(スピーキング)も上手いです。
一方、私は彼の言っていることはわかるのですが、自分の言いたいことを伝えるのに何回か言い直さないといけないし、英語全然うまくないです。
そんな中で、彼のコミニケーションにおける考え方はすごく素敵だなと思って、ここで書いている感じです。
この考え方は、基本的に相手の言っていることを理解しようという前向きな気持ちが必要だと思うので、すごく勉強になったなあという感じでした。

流暢さを求めすぎていた?

これを聞いてからは、スピーキングで流暢さを求めすぎていたのかなと思いました。
流暢に喋れたほうがいいに決まっているし、そうなる努力は大事かもしれません。
けれども、所詮私達は外国人なので、話せてすごい!みたいなメンタルでいたほうがいいのかもしれません。
流暢でないからと思って、話す機会が来た時に間違いを恐れて話せないみたいな方がもったいないなと思いました。
日本人が英語あまり話せないのもこのあたりに原因があるのかもしれないなと思いました。

話さないと英語うまくしゃべれない

あたりまえですけど、やったことないことはうまくできません。
また、うまくなるにはやるしかないです。
自分よりうまく話せる人と話すと、その人が使う英語を聞いて真似できるし、自分で使っていくうちに自然と頭にでてくる単語の数も増えていっているような気がするので、話すこと頑張りたいですね。

留学申請して良かった3つのこと。

こんにちは。昨日の夜中に寝れなくて思いついたことを書いてみました。行動の閾値を下げるのって大事ですよね。チャレンジチャレンジ。

書類書きへの抵抗が減った

そもそも私は友人のIDくんからそそのかされて留学を申請しました。

行くぞ〜とどこに行くのかも決めないまま、大学へ留学の申請書を書くことに。

期限は1カ月。ほぼ初の英語のライディングで留学の志望動機書。

書けるのかと、不安になりながらも書いていくと意外と書けます。なんとかなります。

こういう申請の時にエッセイみたいなのを課されるのって結構あるかと思うんですけど、その閾値が下がったのが良いことかなと思います。

今後そういうのがあってもとりあえずなんとかなるなあという感覚を得られたのは良かったかなと思います。

先生へのメールの抵抗が減った

留学の申請の時にうわっ。と思うのが、指導教員、英語担当教員からの推薦書です。

面識ないし、仕事増やしてしまってすいませーんとか、まず書いてもらえるの?とか色々ナーバスになりながらやりました。

やってみると意外となんとかなります。

英語担当の先生は4人いたんですけど、3人は外国人の先生で良い評価を頂けました。

しかし、非常勤の先生だったので捕まるか不安で1番良くなかった評価の先生にお願いしたという経緯がありました。

まあ幸いにも、快く引き受けてもらえました。

またその先生に志望動機書の添削もお願いしました。

添削されると大体自分の書いた文はどこにいったんだろうと思うかもしれませんが気にしない方向で行くのが良いと思います。

未知のことでもなんとかなると思えるようになった

大学に申請書出してからも、英語のIELTSの試験だのわけのわからんことをたくさん経験させられます。

大学の先生との面接もなに聞かれるかわかんないし、英語しゃべれないのに英語で答えなさいとか言われるし(面接ではゴリゴリ日本語で話してましたけどね)。

留学先の大学は対応遅いし、行けるのかどうか不安になりますが、まあ大概なんとかなります。

自分がどうしようもないことは心配しても無駄だなという心構えを作ることができました。

これが良かったことですかね。

結論

  • 留学なんて怖くない。
  • 大概のことはなんとかなる。
  • 未知の事へチャレンジする精神が得られます。
  • 自分がどうしようもないことは悩まない。

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