アキタの雑記

博士後期課程の雑記ブログ。 読んだ本、コンピューター系のメモ、愛猫の写真、勉強のこととか。

カテゴリ: マレーシア

世界一静かなスターバックス
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世界一静かなスターバックスがクアラルンプールにあるらしいよと家族から教えてもらいました。何のことだか全くわからなったんですが、店員さんが全員耳が不自由で話せない人で構成されているスターバックスということだそうです。せっかくクアラルンプールにいるし行ってみるかということで行ってきました。

場所

場所はBangsar Village2というショッピングモール。最寄りの駅はBangsar駅。マラヤ大学の最寄り駅であるUniversity KL gateway駅から向かうとKL Sentral駅の前の駅に当たる。Bangsar駅に着いて改札を右側に抜けるといい。 Bangsar駅から1キロくらいの距離だったので歩いて向かった。

別に静かではない

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世界一静かなスターバックスということで、店内も静かなのかなあと思っていましたが席は店舗の外にあるのでショッピングモール内の音ですね。別に特別静かってわけでもないです。あくまでも、世界一静かなスターバックスという通り名は店員さんが話せないよ。ってだけですね。

注文は指差しか紙にお書きください。

店員さんは耳が聞こえないので、注文は指差しか紙に書いて行います。通じるので何も問題ないですね。

スタバ上手いなあ。

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耳が不自由で一見、不利に見えそうですけど逆にそこをプロモーションにしたスターバックスの戦略上手いなあとか思いました。ここで働いている人たちを普通の店舗で働いてもらうとコミュニケーションコストがかかるから難しいし、お客さんも通常のスタバだと思うからなかなか難しそうだなあと思いますが、そんな人たちを集めて先に明記していれば、お客さんも分かって注文できるし、店員さんも店員さん間は手話でコミュニケーションできるし、社会貢献のイメージ作れるし、頭いい店舗作りだなあと思いますね。

限定グッズ

この店舗限定のタンブラーとかマグカップ、ノートなどを売っていました。


イスラム教徒も色々いるんだなと

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イスラム

イスラム教はマレーシアの国教であり、おそらくほとんどのマレー系の人たちはイスラム教徒だと思います。マラヤ大学は国立の大学で、マレー系が優遇されておりマレー系の学生が大多数です。学内の学食は当然ハラールなので豚肉がありません。 どんなイメージをイスラム教徒に持っているでしょうか?豚肉を食べず、酒を飲まず、一日5回のお祈りを行い、女性はヒジャブで頭を隠す。そんなイメージが僕にはありました。ISなどのテロ組織がイスラム教徒ってだけで、他の善良なイスラム教徒の人たちが誤解されているとかそんなイメージもあるかもしれません。日本ではなじみがないので全然イメージつかないよなあと思います。

アザーン


マレーシアに来てから朝の6時くらいには夜明け前のお祈りの集合の合図らしいアザーンがスピーカーで流れます。近くのモスクから流れてくるようです。モスクが密集しているところだとさぞすごい音だろうなあと思います。お祈りに関してはこのアザーンを聞かなかったらやっているのかどうかを意識することもないなあという感じです。

イスラム教徒は豚肉を嫌悪する

マレーシアのスーパーマーケットでは豚肉やお酒はノンハラールコーナーに置いてあります。ここの店員さんは中華系の人が多いように感じます。ノンハラールの一角にもレジがあり、ここで豚肉やお酒の会計を済ますのかなと思いきや普通のレジに行けと指示されました。そしてレジの人はマレー系。ヒジャブ被っているのでもろイスラム教徒です。彼女に豚肉の会計をしてもらうと、マジで無理。みたいな顔をされました。汚物を見るかのような目でした。イスラム教徒は豚肉を食べないとは聞いていたけど、こんな感じで本当に嫌なんだなあと気付いた瞬間でした。

イスラム教徒でも酒を飲む(やつもいる)

イスラム教徒は酒を飲まないといったな。あれは嘘だ。と言わんばかりに、酒を飲んでいた彼はイスラム教徒でした。彼はタイ人なんですがイスラム教徒って言っていました。タイは仏教国なのですが、南部のマレーシアとの国境付近ではイスラム教徒もいるみたいです。確か、その宗教間での衝突みたいなものも起きていたような。 そんな彼はイスラム教徒で、酒は飲むけど豚肉は食べないと言っておりました。うーん複雑である。同じ宗教といえども一括りにはできないんだなあと気付かされました。

マレーシアのコタキナバルサピ島にてミズオオトカゲ

2018年11月4日にマレーシアのコタキナバルに旅行に行った際にコタキナバルからボートで15分くらいのサピ島に行きました。そこでみたミズオオトカゲについて書いておきます。

ミズオオトカゲ

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ミズオオトカゲ(Varanus salvator).大型だと体長2m超えるらしいです。普通にしれーっと現れるのですが、地元民っぽい人たちはガン無視してましたね。僕はこんなに大きな爬虫類を野生で見ることはあまりないのでうおおおおっと興奮してみていたわけですが。かっこかわいいですよね爬虫類。

分布域はマレーシア、カンボジア、インドネシア、シンガポール、スリランカ、タイ、ベトナムミャンマー、ラオスなどの東南アジアやインドのアンダマン諸島、中国の南部の方に広がっているみたいです。

黒地に黄色い斑点が入っているのが特徴のようです。 水辺で生活していることが多く、泳ぎや潜水も上手いみたいです。基本的に動物食らしい。

結構、広く分布しているので地域個体群間でどんな違いがあるのかなあとか興味ありますね。場所によっては個体数が減っているところもあるみたいですね。

マレーシアのコタキナバルにてナンヨウベッコウ

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2018年11月5日のことです。ちょうど、マラヤ大学が学期の中休みだったのでマレーシアの東側にあるボルネオ島のコタキナバルに行ってきました。そこで、翅が真っ赤なすごくきれいなトンボを見つけたのですが、名前がわからなかったため写真フォルダに埋もれていたのですが、この度おそらくこれかなというものが見つかったので載せておきます。

ナンヨウベッコウトンボ

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これらの写真から正確な同定を行うのはそもそも困難なのですが、おそらくナンヨウベッコウトンボ(Neurothemis terminata)だと思います。 マレーシアだとそんなに珍しい種類のトンボでもないみたいです。 マレーシア 生物 とかでググっているうちに似たやつが見つかってそこから名前をググって精度を高めようという感じで調べていきました。

似た種が3種ほどいるっぽい

ググってみると、どうやら相当にややこしい見た目の種が3種類くらいいることが判明しました。さらによくあることなのですが、雄雌で見た目に違いがあるよ。ということでしかも、交雑種もいるようで全然トンボに詳しくない僕にとっては正確な同定なんて不可能に思えました。

自分の撮ったあまり上手くない写真からその特徴を捉えるのはまあ無理ゲー。

ちなみに調べた中でよく似た種はそれぞれ、ナンヨウベッコウトンボ(Neurothemis terminata),アカスジベッコウトンボ(Neurothemis ramburii), フチドリベッコウトンボ(Neurothemis fluctuans)の三種です。

この三種の中で僕が撮った写真のトンボはフチドリベッコウトンボではなさそうだなというのが写真を見る限りの印象でした。フチドリベッコウトンボは後翅の透明な部分が後ろ側に縁どるように入っているのが特徴のようです。それが写真からは確認できなかったので、フチドリベッコウトンボではなさそうだなと判断しました。 また、ナンヨウベッコウトンボの翅の赤い着色部の先端が直線状(個体差あり)であるようです。僕の撮った写真を見た感じだとまあ直線っぽい。ということで、ナンヨウベッコウトンボなのかなという結論にしました。

雌?

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撮った写真の中で、翅が赤くない個体もいてこれは雌なのかなあと考えています。

参考サイト

Neurothemis terminata

虫愛ずるなんとやら。結局どれなんじゃあああい!!!【アカスジベッコウVSナンヨウベッコウVSフチトリベッコウ論争】

初ツノゼミ

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せっかくマレーシアにいるので熱帯の生きもの色々と見てみたいなあと常々思っておりました。マラヤ大学は実質森で、マラヤ大学の敷地内で昆虫採集している人もいるという情報も耳にしていました。僕も常日頃から、穴開きの葉を見かければ立ち止まりこの葉をかじったのはどいつだと探しておりましたがあまり姿を見かけないんですよね。見つける目が悪いのかいないのか。 特に見てみたいなあと思っていたツノゼミをついに見つけたので記録として残しておこうかなと思います。

ツノゼミ

ツノゼミはカメムシ目に分類されていて、中南米を中心に3200種ほどが知られているらしいがまだ未記載種がわんさかいるんだろうなあと思っています。植物の茎や幹に生活しており師管液を餌としているようです。 面白いのがその形態の多様さで烏帽子、三日月、樹木の枝などに似た形などとにかく色々な形をしていて非常に興味深い。NHKかなにかのドキュメンタリーで見たんだと思いますが、ツノゼミの独特な形をしているヘルメットと呼ばれる部位が脱皮のさいに折りたたまれていてそれが展開されてヘルメットになるというのを見たことがあります。成虫になる前に折りたたまれた3次元構造を2次元のシート状の構造で完璧に作ってそれを広げるってもうなにやってんだよって感じじゃないですか。しかもツノゼミのヘルメットみたいな複雑な構造を。

見つけたツノゼミ

大学からの帰り道に例のごとく穴開きの葉を見つけてなんかいないかなあと見ていたらよく木で見かけるアリを見つけました。そのアリが何か他の生きものの周りに集まっているのが分かりました。最初はアブラムシかなにかかなあと思っていたら、それがツノゼミでした。よーくみないとわからないです。小さいし、色も葉の色と同化しているしいる場所も葉の付け根とか見にくい場所にいたからです。 たぶん見つけたのは幼虫のみだったように思います。お尻の方から汁を出してそれをアリが受け取っていました。おそらく甘いのでしょう。アリとの相利共生です。アリはツノゼミから甘い汁をもらい、ツノゼミはアリに守ってもらう。そういった関係です。WinWinな関係ですね。とりあえず、ツノゼミを探すときは樹木や草木にいるアリを目印に探してみればよさそうだということが分かりました。

おまけで幼虫。何なのかはちょっと分からないです。

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