卒論が終わった春休みくらいに、先生から論文書かなきゃね。と言われたのでなんとか英語で論文らしき何かを書いて先生に出した。しばらく寝かされて、何を書いているのかわかりません。とコメントいただき真っ赤になった原稿が返ってきた。(注: なにを書いているのかわからない。言っている意味がわからない。というコメントはしばしばもらうコメントで、怒っているとかではなくそのままの意味でしかない。)
先生から促されなかったらこのデータで論文出せるのかわからなかったので、こうやって促してくれるのはありがたいよなあ。
そのため、論文のデータを取り、解析し、図にまとめる。ということはおれがやりました!と言えるけどライティングに関しては全然って感じです。
どこ投稿する?と聞かれても、正直自分の論文が国際誌に載る水準なのかもよくわからないし、投稿先など全く検討がつかなかった。そのため、投稿先はお任せして、投稿の手続きなどは先生が行った。
しばらくしたらreviewに回ったという連絡がきて、おおーこれが査読に回るというやつか!と思い、返事が返ってくるのを待っていたら3ヶ月くらい経った。結果はmajor revisionだったので、コメントに対応していくことになった。Reviewer 1からは、悪くはない評価で、原稿に引用文献足してくれというのと、根の長さも測って欲しいというリクエストをいただいた。Reviewer 2からは生理学的データだけでメカニズムがよくわからん。少なくともこういう実験はするべきだ。というコメントをいただいた。
あとは、コメントにしたがって原稿を直していった。幸いにもReviewer 2のコメントした実験のデータは取っていたので、それを載せた。根の長さを測るのが地味にしんどかった。
全てのコメントに対応したなとなったら原稿を返して、返事を待つ。そうこうしている間に年が明け、追加で統計のことについてなんか言われたのでサプリに載せて返信したら翌日にはacceptの返事を得た。初めて論文通って嬉しい!という気持ちもあるけど長かった〜という気持ちの方が大きかった。
というわけで最初に原稿を書いてから1年くらい経って論文という形になりました。
最初にデータ取ってからだと2年くらいになると考えると、世に出ている論文ってすげえんだなあと改めて実感しました。
先生から促されなかったらこのデータで論文出せるのかわからなかったので、こうやって促してくれるのはありがたいよなあ。