フライデーブラック
フライデー・ブラック必読です。
カバーに惹かれた
家にずっといるのも飽きてきたので散歩がてら近くの書店にぶらり。
久しぶりに自転車を使わずに歩いて移動した。
店内に入ると店内中央にある新しく売り始めた本が並べられている一角を眺め、あまり惹かれるのがないなあとその場を離れる。
この前まで読んでいたミレニアムの6作目が確か売られていたはずだと思い出し、海外小説コーナーに立ち寄ることに決めた。
そこで、目についたのがこのフライデーブラックである。
装丁も綺麗
カバーをはずしても美しい。
うん、素晴らしい。シンプルでよろしい。
一個一個の短編が重い
短編でさくさく読めて非常に良いのですが、中身が濃いので読み応えがあります。
今半分くらい進みましたが、これはすごい。と読み切る前に投稿しようという気持ちにさせます。
基本的にはアメリカの人種差別問題を扱った内容です。
僕はアメリカに行ったことはないので実際にどういう感じなのかは正直わからないのですが、最初の短編「フィンケルスティーン5」のブラックネスという表現は読み進めていくうちになるほどと。
ステレオタイプ的な見方に納得というか、確かにフードにキャップっていうイメージはなんとなくあるなあと。
それイコール怖いっていう印象はあまりないですが。
表題のフライデーブラックは、ブラックフライデーに殺到する買い物客をゾンビに見立てたシニカルな感じで非常にいいですね。
Rebuildでブラックフライデーについて話していたことを思い出しました。
これも終わりにちかづくうちに読み終わるのが切なくなりますね。
勉強の息抜きとしてじっくり読んでいきたいですね。