発酵の技法
今回紹介する本は発酵の技法という本です。買ったのはだいぶ前なのですが、stay homeしている人たちもこれを読めばみんな身近なものを発酵させたくなること間違いなしというような本ですね。
発酵に関する料理本でありエッセイでもある
この本は料理本と言っていいと思う。確かに料理本だ。
自宅で発酵食品を作りたい人にとってはその製法を学ぶことができる料理本だろう。
ただ、料理本とだけ見ていいのかというとそれだけだと不十分な気がする。 ただレシピを乗っけているだけの本ではないからである。
構成として、発酵の歴史とや現実的なメリット、発酵の概念と機材、それから発酵食品について書かれている。
なによりもこの本を読んでいて楽しいのが、本当に楽しく喜んで発酵に取り付かれているなという作者の熱量が感じられるところです。
作者の熱量が伝わってくるというのはいい本だなあと思う時の基準の一つなのかなと個人的には思っています。 翻訳者がいいのか。翻訳者、水原文さん要チェックですね。
発酵なくして生活はなりたたない
私たちは身近なものに感謝を払うことを忘れがちです。
毎日、日が上り沈み、ご飯を食べて寝て生きていける。
ああなんて私たちは幸せなんだともっと感謝して生きるべきですよね。
毎日ご飯を食べている人がほとんどだと思うんですけど、発酵なくして健全な食生活が遅れるだろうか(反語)。
納豆、漬物、ヨーグルト、チーズ、パンなどなど発酵という現象が如何に身近にあるかそれを再認識させてくれる本だと思いますね。
上にあげたものはスーパーにいって数百円も出せば買えるものですが、その製造プロセスを知らない人も多いのかなと思います。
そんなわけで、そういうものを自分で作ってみようというのは教育的にも自分の興味関心的にも非常によいことだと思っています。
うまくいけば楽しいし、うまくいかなかったらなんでなんだと考え工夫し解を得ようとするのは楽しいですよね。 いつも、当たり前に利用できているものの価値性を取り戻すためにも大事かなと思います。
手軽に発酵に触れられる
この本は熱量が感じられて読んでいてすごく楽しいんですよね。
非常に多くの発酵食品が網羅されていて、愛がすごいなと関心するんですが、色々な国の多様な発酵食品を知ることができるのでそういう点でもおすすめですね。
今は特に出歩けないので、異国の料理を想像しながら試せるものは試してみるってのは日々の生活の楽しみとしていいかもしれませんね。
しかも、基本的に適切な条件を作って放置なので様々な料理を試しやすいのもいいところだと思いますね。
基本的に食材を嫌気的な状態にして放置すればいいので。