Latexを使って卒論フォルダを作ってみた

Latexを使って卒論フォルダを作ってみた

COVID-19のおかげでGWが終わっても自宅警備を続けることになっているので、当然ながら実験はできずに結果が増えないので、こんなことしてます。ある程度卒論のフォーマットみたいなものの方向性を定めておこうかなということで書いてみました。

便利なところ:各セクションごとに文章をかける

卒論はある程度大きいサイズのファイルができることが予想されます。

そのため、例えば、一つのWordファイルにイントロからリザルトやらディスカッションなどを書いていくと、無駄に長いスクロールと、何書いてんだかわからなくなることが予想されます。

少なくとも僕はそうなりそう。

書いたものの見直しとかも大変になりそうです。

そのため、それらを分けて、書いておくと便利かと思います。latex で。

なおかつ、各章ごとにタイプセットして確認できると嬉しい。

そして、それらをまとめてタイプセットできると嬉しい。

ということで、なんかいい方法はないかと探していたら見つけたので、それを自分ようにアレンジして記録しておきます。

全体の構成

texファイルを複数に分けます。

これまでだと

#プリアンブルとか設定 ¥begin{}   #本文、各セクションとか ¥end{}

みたいに、1つのtexファイルにプリアンブルから、本文の各セクションとかを書いました。

これを、begin.tex , main.tex , end.tex それぞれのセクション名.tex のように、分けて書いて、main.texを最終的な原稿としてタイプセットする感じです。 それぞれのセクションごとに書いたtexファイルもそれぞれでタイプセットして確認できると嬉しいので、begin.tex , end.texが効いてくるという設定ですね。いやあこれは賢いっす。

begin.tex

このファイルには、プリアンブルとタイトル、author、¥beginだけを書きます。

¥usepackage[a4paper]{geometry} % See geometry.pdf to learn the layout options. There are lots. %¥geometry{landscape} % Activate for for rotated page geometry %¥usepackage[parfill]{parskip} % Activate to begin paragraphs with an empty line rather than an indent ¥usepackage{graphicx} %画像を挿入したり,テキストや図の拡大縮小・回転を行うためのパッケージ. ¥usepackage{amssymb} %that provides miscellaneous enhancements for improving the information structure and printed output of documents that contain mathematical formulas. ¥usepackage{epstopdf} %pstopdf is a Perl script that converts an EPS file to an ‘encapsulated’ PDF file ¥usepackage[version=3]{mhchem} %化学式や反応式をかくためのパッケージ. %¥usepackege{float} %図の配置に関わるパッケージ ¥usepackage[T1]{fontenc} %T1エンコーディングを使用 ¥usepackage{textcomp} %TCフォント使用のためのマクロ ¥usepackage[utf8]{inputenc} %ファイルがUTF-8の場合 ¥renewcommand{¥rmdefault}{qtm} %Timesを本文の欧文フォントに %¥usepackage{lmodern} %Latin Modernフォントを使用 ¥DeclareGraphicsRule{.tif}{png}{.png}{`convert #1 `dirname #1`/`basename #1 .tif`.png} ¥graphicspath{ {../lab_pic/} } #画像のパス ¥title{} #タイトル名 ¥author{} #自分の名前 ¥begin{document}

という感じです。ここにひたすらプリアンブルを必要に応じて足していくかんじです。

main.tex

ここが最終的なタイプセットでpdfでるところです。ここでは¥input{}を使うことで、他のtexファイルを読み込んでいく感じです。

¥documentclass[a4paper, 10pt,oneside,openany]{jsbook} ¥input{begin} %begin.texを出力 ¥maketitle %タイトルを出力 ¥tableofcontents %目時を出力 ¥input{end} %end.texを読み込む

documentclassは卒論だとjsbookとかなんですかね。短いレポートだったら、jsarticleとかでよかったと思います。 この辺の設定はググれば出るので割愛します。

イントロ、リザルト、マテメソとかは本文のところに、¥chapterとか書いておけばいいでしょう。

end.tex

このファイルには、リファレンスのところと¥end{document}だけ書いておきます。

¥bibliographystyle{} ¥bibliography{} ¥end{document}

Intro.texとかにイントロを書いてみたり

これは、例ですが、上記のような名前のファイルを作って本文のイントロダクションを書いておくとすると、

¥documentclass[a4paper, 10pt,oneside,openany]{jsbook} ¥input{begin} 本文を書く ¥input{end}

こんな感じに書いておくといいのかなと思います。 ここで、¥documentclassはmain.texに書いたものと同じものにしておけばいいと思います。

beginとendをinputで読み込むことで、このファイルだけでもタイプセットして確認できるという感じです。

うまくできてるかチェック

こんな感じで書いていって、各章のtexファイルそれぞれでタイプセットできて、main.texでタイプセットしてうまくいったらOKですね。

図のフォーマットはpdf

図はできればpdfにして別のディレクトリにまとめておくといいかと思います。 gnuplotでグラフを作ると、pdfで保存できて便利です。

比較的きれいにできる気がするし。

終わりに

Mendeleyから参考文献情報を引っ張ってくる話を次書く予定です。 基本的に下のサイトを参考にしているので、気になる人はチェックしてください。

卒論・修論をLaTeXで書くためのチェック項目16

TeX で PDF 形式の図を利用する

こちらはpdf形式の図をLatexで使う時のBounding Boxファイルのことについて勉強になりました。

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