アキタの雑記

博士後期課程の雑記ブログ。 読んだ本、コンピューター系のメモ、愛猫の写真、勉強のこととか。

2023年06月

濃度を振って薬剤処理をした実験のデータをグラフにした時にグレースケールを使って、薬剤なし(mock)を白に、一番濃い濃度のものを黒にしたい。

そんなときは、離散値なら
scale_fill_grey()
scale_color_grey()
を使う。
デフォルトだと始めと終わりの値を決められない。

それは、
fill <- scale_fill_grey(start = 1, end = 0)
color <- scale_color_grey(start = 1, end = 0)

とすると、最初の値が白で、終わりが黒になり間はいい感じにグレースケールにしてくれる。


修士も終わったので修士の時の金策について書き残しておく。

アルバイト
修士1年の時はパチンコ屋で週2回くらいかなあ、合計12時間くらい?アルバイトしていた。修士2年に入ってからは土日のどっちかに週1回8時間働いて、それを10月くらいまで続けていた。なので、月3万から多い時は8万くらいを得ていた。
あとはTA。これはおれの場合はサービス残業が多すぎたので割りがいいとは言えないが、お小遣いにはなった。TAも一概にサービス残業が多いわけではなく、割り当てられる授業や担当の先生にも依存すると思う。

奨学金
修士1年の時には日本学生支援機構から無利子の奨学金を88000円/月借りていた。

大学の奨学担当に掲示されていた、出せそうな奨学金に応募して、日揮実吉財団の奨学生に採用され、30万円いただいた。

修士2年では、日清食品・安藤百福Scholarshipいであ・環境文化財団に採用された。それぞれ100万、20万いただいた。

授業料免除
授業料免除申請は前期後期と書類を出さないといけないのでちょっと手間ではあるが、出し続けた。それで、修士の2年間は全期間半額免除だったので2年間の学費は53万弱で済んだ。実家暮らしでも通してくれて本当にありがたい。

対面ポスター発表
IMG_7316

2023/6月5〜9まで初の対面国際学会があり、ポスターを作ることになった。

ポスターを印刷するのが初めてで色々と困惑したのでメモ。

まず紙の選択。紙が複数あるのなんて聞いていないぞ…と思いながら悩んだ。値段も違うし。廊下に貼ってあったポスターを思い浮かべて光沢紙を選択した。

後で聞いたところによると、

写真とか使うなら光沢紙。
グラフとか多いなら普通紙でok(安いし)
畳みたい時は布。ただし写りは良くなくなる。

という感じみたいだった。

会場をぶらぶら歩いていると、小さいスライドを組み合わせて貼る人もいた。荷物コンパクトになるから良さそう。

ポスターぶらぶらしての感想
字は多くても読まない。
図や写真は大きく。
最後はモデル図とかあると分かった気になれる。

卒論が終わった春休みくらいに、先生から論文書かなきゃね。と言われたのでなんとか英語で論文らしき何かを書いて先生に出した。しばらく寝かされて、何を書いているのかわかりません。とコメントいただき真っ赤になった原稿が返ってきた。(注: なにを書いているのかわからない。言っている意味がわからない。というコメントはしばしばもらうコメントで、怒っているとかではなくそのままの意味でしかない。)

そのため、論文のデータを取り、解析し、図にまとめる。ということはおれがやりました!と言えるけどライティングに関しては全然って感じです。

どこ投稿する?と聞かれても、正直自分の論文が国際誌に載る水準なのかもよくわからないし、投稿先など全く検討がつかなかった。そのため、投稿先はお任せして、投稿の手続きなどは先生が行った。

しばらくしたらreviewに回ったという連絡がきて、おおーこれが査読に回るというやつか!と思い、返事が返ってくるのを待っていたら3ヶ月くらい経った。結果はmajor revisionだったので、コメントに対応していくことになった。Reviewer 1からは、悪くはない評価で、原稿に引用文献足してくれというのと、根の長さも測って欲しいというリクエストをいただいた。Reviewer 2からは生理学的データだけでメカニズムがよくわからん。少なくともこういう実験はするべきだ。というコメントをいただいた。

あとは、コメントにしたがって原稿を直していった。幸いにもReviewer 2のコメントした実験のデータは取っていたので、それを載せた。根の長さを測るのが地味にしんどかった。

全てのコメントに対応したなとなったら原稿を返して、返事を待つ。そうこうしている間に年が明け、追加で統計のことについてなんか言われたのでサプリに載せて返信したら翌日にはacceptの返事を得た。初めて論文通って嬉しい!という気持ちもあるけど長かった〜という気持ちの方が大きかった。

というわけで最初に原稿を書いてから1年くらい経って論文という形になりました。

最初にデータ取ってからだと2年くらいになると考えると、世に出ている論文ってすげえんだなあと改めて実感しました。

先生から促されなかったらこのデータで論文出せるのかわからなかったので、こうやって促してくれるのはありがたいよなあ。


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