アキタの雑記

博士後期課程の雑記ブログ。 読んだ本、コンピューター系のメモ、愛猫の写真、勉強のこととか。

2019年07月

2セメスターに及ぶマラヤ大学交換留学終了の報告

6月末で長いようで短かったような10ヶ月のマラヤ大学への交換留学が終わりました。

帰国したのは7月7日でもう20日とか経つので今更の報告という感じになります。

帰ってから聞かれたことだったり、振り返りだったりをマレーシアを懐かしく思いながら書いていこうかなあと思います。

英語できるようになったんですか?

僕は英語ができるようになったのでしょうか。というか、英語ができるとはどのような状態なのでしょうか。

留学前よりかはそりゃあできるようになったんじゃないかなあと思いますが、具体的にTOEICとかIELTSとかの英語試験を受けて何点上がったとかは受けてないので言えません。

マラヤ大学で単位は取れたのでまあできなくはないのではないでしょうか。

ただ、英語できるようになりたい!みたいなので交換留学に行くのはあまりオススメできないかなあと思います。英語を勉強するんじゃあなくて英語で勉強するので、最低限できないとしんどいかなと思います。

僕が留学中にやっていた英語の勉強なんて別に外国にいかなくてもできることだったので、ある程度英語のリスニング、リーディングくらいはやってないといけないかなあと思います。

話すとか書くとかは生活していく中で頑張ればいいんじゃないでしょうか。

何していたんですか?

大学の交換留学プログラムで1年(というか2セメスター)マレーシアのクアラルンプールにあるマラヤ大学という大学で授業を受けていました。

僕は生物系が専攻の学生なのでマラヤ大学でも生物学に関わる授業を履修していました。授業がない日はたまに観光したり、勉強したりって感じでした。

帰国後は何をするんですか?

帰国後は割とノープランだったのでそこはマジで反省って感じですね。今は自宅警備員って感じです。

帰国後すぐは単位互換の申請の書類を揃えたり‐先生とか事務にどういう書類出せばいいですかとか聞いたり、言われたシラバスとか成績表とか準備してその和訳を作成したり‐大学の部活でサッカーしたり、本読んだり、勉強したりって感じです。

大学が10月から始まるのでそれまでは長い夏休みって感じですね。

何個かインターンシップみたいなのも応募してみたので通ったら行くのかなあという感じです。

総括

学部での交換留学ということで、専門的なことに関しては日本でできることの方が多かったかなあと思います。

実際に10ヶ月という比較的長い時間を外国で暮らすという経験は実際にやらないと得られないのでやってよかったなあと思います。

具体的には、自分の普通というかスタンダードから外れた時に自分がどういう反応をするのかとか、文化的な違いとか、トラブルにあったときにどう対応するかとかね。

とりあえずこんな感じで報告とさせてもらいやす。結構ありがちな留学トラブルとかはまとめていけたらと思っています。

では。

三体が最高だったという報告

かなり久しぶりの更新となりました。久々にPV見たら放っておいても見てくれている人がいたのでまあ何か書こうかなあと思って思いPCの蓋を開けて書いてみました。

三体読み終わりました。いや面白かったです。ゴリゴリのSFです。テーマは異星文明とのファーストコンタクトというSFではありがちですが最高でした。オススメです。

面白かった小説を紹介するのは未だに難しい作業だなあと感じます。どこまで話していいのか、これ以上はネタバレ?とか考えているとわけわからなくなってしまいます。

 物理学者の父を文化大革命で惨殺され、人類に絶望した中国人エリート科学者・葉文潔(イエ・ウェンジェ)。失意の日々を過ごす彼女は、ある日、巨大パラボナアンテナを備える謎めいた軍事基地にスカウトされる。そこでは、人類の運命を左右するかもしれないプロジェクトが、極秘裏に進行していた。
 数十年後。ナノテク素材の研究者・汪淼(ワン・ミャオ)は、ある会議に招集され、世界的な科学者が次々に自殺している事実を告げられる。その陰に見え隠れする学術団体<科学フロンティア>への潜入を引き受けた彼を、科学的にありえない怪現象<ゴースト・カウントダウン>が襲う。そして汪淼が入り込む、三つの太陽を持つ異星を舞台にしたVRゲーム「三体」の驚くべき真実とは?
とここまでがブックカバーからの引用です。

もしも地球外生命体および地球外文明が見つかったら

SFだと地球外生命体、いわゆるエイリアンが見つかって地球人と戦ったり交流したりというのはよくある話です。リドリースコットのエイリアン。スピルバーグのET。スターウォーズ。アバター。とかまあ色々ありますよね。しかし現実問題、生命はこの地球以外で見つかっていません。

しかし、NASAを始めとした研究者の方々が地球外生命体をマジで探査するプロジェクトが行われています。火星や、木星の衛星エウロパや土星の衛星エンセラダスなどに探査機を送って地球外生命体を探すような計画です。このような計画でターゲットにされているのは、上記のようないわゆるエイリアンではなく地球で見られるような細菌のようなやつらです。

実際に探査が成功してサンプル・リターンが成功して地球外生命体(細菌みたいなやつ)が見つかったとしたらこの地球で、人類にどのようなインパクトを与えるでしょうか。まあ間違いなく今世紀で一番の大事件になるでしょう。夜空を見上げて遠い星を眺めて、どこか宇宙にいるかもしれない異星人またはもっと下等な地球外生命体に思いを馳せるのでしょうか。その時に人類は何を思うのでしょうか。

もし地球外文明が見つかったとしたら、ただ単に地球外生命体が見つかった時よりももっと大きなインパクトでしょう。少なくともこの太陽系に地球文明以外はないので(地球外文明はあるとしたら)この系外にその文明はあるはずです。

めちゃくちゃ遠い太陽系外にあるかもしれない文明とどうコンタクトをとればいいのでしょうか。遠い宇宙に向けて電波を送って返信を待っていたり、タイムカプセルのように地球の情報を込めて飛ばしてみたりと試みているようです。

これらが無事に幸運にもこの広い宇宙のどこかにある文明に届いたとしましょう。前提としてこの文明が私達地球文明が送ったメッセージに気づくだけの文明でなければなりません。とりあえずこの地球と同程度の文明を持っていることが前提かなあと。そんな文明があったとしてこちらのメッセージを受け取ったとしてそれに返信してくれるかはまた別問題ですよね。

返信がなければこちらとしては、他の文明があるかどうかはわからない。完全な受け身の状態ですね。

地球外文明とファーストコンタクトを取れた時に地球人の反応はどうなるのか。ということについて書かれていてすごく興味深かったです。地球内でのごたごたと異星との間でのごたごたとか。あんまり詳しくは書きませんけど。

地球内でも誰が、どの国がそのメッセージを受け取るかでも対応が変わってくるってのは結構なるほどなという感じしました。

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