アキタの雑記

博士後期課程の雑記ブログ。 読んだ本、コンピューター系のメモ、愛猫の写真、勉強のこととか。

2018年12月

バイオインフォマティクスと創薬

バイオインフォマティクスの授業で創薬についてのイントロがあって、ちょっと面白かったので講義メモです。

なお、ここに書くことは私が理解していることを私の(不自由な)言葉で書くので間違い、誤解などが生じる可能性があることをここに書いておきます。ご了承ください。

バイオインフォマティクスとは

バイオインフォマティクスとは生物学と情報科学のミックスみたいなイメージだと思ってもらえればいいのかなと思
います。

もう少し詳しく書くとするなら

コンピュータ、アルゴリズム、データベースなどをツールとして使って、生物の持つ情報を扱う学問。
という感じですかなあ。


情報としてのDNA、タンパク質


生物はDNAに書かれている情報を元に作られています。

DNAには4種類の文字が存在してそれぞれアデニン(A)、チミン(T)、シトシン(C)、グアニン(G)といいます。

これらの文字を塩基と呼びます。

塩基は4種類あってこの4種類の塩基の組み合わせで私たち生物は作られているわけです。

そして、この4種類の塩基が3つ並ぶと1つのアミノ酸を指定します。

生物に使われているアミノ酸は20種類あります。

つまり、生物は4種類の塩基を3つずつ組み合わせることで20種類のアミノ酸の組み合わせを作ることができます。

このアミノ酸を組み合わせることでタンパク質が作られます。

つまり、これまでの流れを整理すると

DNA→アミノ酸→タンパク質

と生物は生物内の情報を変換していっているわけですね。

バイオインフォマティクスはこのように生物の情報、DNAの情報やアミノ酸の情報、タンパク質の情報を扱う科学ということもできるかもしれません。

Drugとは


生体内の分子(タンパク質とか)を活性化または抑制する小さな分子のことです。

ドラッグは生体内でどう作用するか


生物の勉強を高校でした人は覚えているかもしれませんが、酵素と基質の関係を思い浮かべてください。

酵素と基質の関係は、鍵と鍵穴の関係によく例えられます。正しい形のものが正しいところに収まってこそ作用するということです。

つまり薬を作るときにも、その目標となる分子、例えばタンパク質と結合、作用できるような形の分子を作る必要があります。

しかし、基本的に鍵穴は動かないのに対して、生物の体内の酵素は動き回っているのでより複雑です。

Drugができるまで


簡単にDrugができるまでの過程を箇条書きしてみます。
  • 病気を特定

  • その病気の原因となるタンパク質を発見

  • そのタンパク質の研究(3Dモデルの作成とか)

  • 病気の原因となるタンパク質に有効なDrugを探すか作る

  • Drug発見

  • 動物実験(マウスとかで)

  • 新薬の申請

  • 人で治験

  • オッケー

  • 世に出る

  • バイオインフォマティクスの貢献

    バイオインフォマティクスは創薬のスピードを上げました。大昔と比べての話ですが。 大昔は、薬になるものの発見は偶然による所が大きかったのです。

    アスピリンの発見の話とかは有名ですね。

    バイオインフォマティクスによってタンパク質の構造決定、有効な物質の予想などができるようになったため、偶然を待つ必要がなくなったのです。

    まあすごく大変みたいですけどね。

    最後に

    私は、バイオインフォマティクス、薬学部、医学部の人でもないのは強調しておきます。

    間違いがあればご指摘お願いします。

    Bioinfomaticsの関連記事

    Bioinformatics FASTAファイルの結合

    mv (1)

    こんにちは。

    複数のFASTA形式のファイルを1つのファイルに統合しなさいというバイオインフォマティクスの授業の課題が出たのでそのまとめを書いておきます。

    最終的な目的は、指定された複数のシーケンスをデータベースから取ってきてMSA(Multipul Sequence Alignment)することです。

    ここではLinuxのターミナル使って複数のFASTA形式のファイルを1つのファイルに統合することを説明します。

    MSAまでの流れ


  • データベース(NCBI)にアクセス

  • 与えられたaccesion numberを入力

  • FASTA形式のシーケンスデータを取得

  • 1つのファイルに複数のシーケンスデータを格納

  • MSA


  • 準備したもの


  • FASTA形式のシーケンスデータ(他にも使える形式はあるみたい)

  • Linux


  • 手順


  • Linuxのターミナル起動

  • FASTAファイルが格納されているディレクトリに移動(cd)

  • カレントフォルダ(FASTA)にて画像のコマンドを入力

  • fastaconbime

    このようにコマンドを打つと以下のようにシーケンスデータが統合されます。画像内だと4つしか見えませんが、実際には6つのファイルを統合しました。
    2018-12-14 20.01.31 からのスクリーンショット

    コマンドメモ


    cat


    catは指定したファイルの統合をします。例えば、cat ファイル名1 ファイル名2で ファイル名1 ファイル名2という2つのファイルを統合。統合したいファイルを並べればいいんですね。

    *.fasta


    catで統合したいファイル名。この場合はカレントフォルダ内にある.fastaの拡張子が付いているファイルすべてを指定という意味。*は拡張子名で指定できるので多くのファイルを扱うときに便利そうですね。

    *はワイルドカードというみたいです。「*なんとか.ホニャララ」でホニャララという拡張子を指定できます。

    >Bioinfo7


    >ファイル名で統合したファイルを指定したファイル名で保存します。この場合は統合したファイルはBioinfo7という名前ですね。

    最後に


    ド素人の自分が後に見た時にわかるように丁寧に書いたつもりですがどうでしょう。

    ところでLinux入れてなかったら、どうやって解析してたんですかね。

    では。

    Bioinformaticsの関連記事

    IELTSアカデミックアカデミックライティング勉強。Exam Englishのライティングを使って。

    ライティング初心者のライティングの勉強の記録です。

    Exam Englishのアカデミックライティングも全部やってみたので、取り組んだことの記録と反省です。

    Exam Englishのライティングに関してはパート1が4問、パート2が3問と多くはないです。

    パート1はグラフや表が出されてそれを説明する問題。

    パート2はお題に対して自分の意見を書く問題です。

    ライティングの勉強の難しさ

    ライティングの勉強が難しいなあと思っていた理由として

  • 添削をどうするか
  • どういう単語を使えばいいの?
  • フォーマットは?
  • どうすれば高得点取れるの?
  • 何書けばいいの?

  • というものが挙げられます。

    というか私は思ってます。

    添削はネイティブの人とか英語の先生とかに依頼するしかないんですかね?

    アカデミックな単語があるらしい…

    私は英作文のフォーマットがちゃんときっちりできていませんのでそこからです。

    採点基準わかってないです(笑)

    グラフ出されても何から書けばいいかとほうに暮れがちです。

    結論から言うと、Exam Englishからはこれらの答えは得られなかったです。

    少なくとも私は。それでも得るものはありました。

    取り組み方-解いてから復習まで

    まずは表現方法を知ることから始めようと思ったのでこんな感じでやっていきました。

  • 20分で解く
  • サンプルの答えをノートに書く
  • 分からない単語を調べる
  • 使えそうなフレーズをメモ
  • グラフに書かれてある情報をどう書いてあるかを確認
  • パラフレーズ(単語の言い換え)を確認
  • やってみての感想

    結論から言うとアカデミックリーディングに関しては微妙でした。

    Exam Englishは回答が用意されているのでそれを参考にしながら復習していく感じでした。

    何が大事かは自分で取捨選択しないといけないので、自分次第なところがあります。

    初めてライティングの勉強をする人には、まじめにやろうとすると難易度が高めかもしれませんが、サイトの回答を自分で書いてみるだけでも勉強になるかと思います。

    サイトの入力フォームに単語を入れてもたまに反応しないので、最初から解答を見てやってもいいかもしれません。

    最後に

    Exam Englishのアカデミックライティングでは、ライティングの雰囲気をつかむだけでもいいかもしれません。

    使えそうな表現を増やすことにフォーカスするのがいいと思います。

    Exam Englishを使ってIのELTS アカデミックリーディング勉強法。

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    現在IELTSの勉強中です。

    Exam Englishという無料のサイトを使って勉強してみました。

    Exam EnglishのAcademic readingでは10問問題があります。解いて復習をしっかりすれば力が付くと信じて勉強してます。

    とりあえず、Exam EnglishのAcademic reading, を解いたのでここでは私の勉強方法について書いていきます。。

    問題の解き方

    ウェブサイトから問題文をコピーしてテキストエディタに張り付けて、問題と問題文をすぐに見れるようにして解いていきました。

    ielts

    ウェブサイト上でだけでやると問題と問題文を行ったり来たりするのに時間がかかって本番とはちょっと違うかなと思ったのでこんな感じで解いていきました。

    この方法だと一度に目に入る文章が少ないのでたぶん処理速度が落ちると思います。

    印刷してやるのがいいかもしれません。

    20分で一問解いていきました。

    本番と同じペースで問題を処理する練習のためです。

    早く解き終わっても正解率が半分くらいと悲しい結果が続きましたがめげずに解き続けました。(えらいぞおれ)

    基本的に問題文は一回しか読まないで解くようにしました。

    戻り読みをすると時間が足りなくなることが予想できたからです。

    色々と解き方も実験してみました。

    例えば、問題文と問題どっちから先に読むかとか、問題文と問題を行ったり来たりしながら解くとかです。

    出題内容

    基本的に選択問題です。 問題は以下のようなものが出題されました。

  • True or False or Not given問題
  • パラグラフに当てはまるタイトルを付けなさい
  • 空欄に当てはまる単語を何字以内で書きなさい
  • 選択肢の中から当てはまる問題を入れなさい
  • オススメの解き方

    個人的におすすめというかいいんじゃないかと思うのは、問題を先に読んでから問題文を読むことです。

    問題を先に読むことで問題意識を持って読むことができるし、問題に出てくる単語、特に固有名詞とかをチェックすることでその単語が出てきた時は特に集中して読むことができるからです。

    またパラグラフのタイトルを付ける問題はパラグラフごとに考えながら読んで一パラグラフ読み終わるごとに答えをつけていきました。

    復習方法

    復習は分からない単語を調べるところから始めました。

    最初の方は

  • 分からない単語の意味を文脈から予想
  • 分からない単語を英英辞典で調べ、英英辞典にマーカーを付ける
  • 調べたら文脈の中で意味を確認
  • ノートにその単語と意味を英語で書く
  • それでも分からないものは英和辞典で調べる
  • 文脈で確認

  • という手順でやっていました。この方法だと、ノートに単語の意味を書くので見返した時に単語を復習できるのがメリットですが、時間がかかるというデメリットがあります。 英英辞典を使う事に関しては過去記事英英辞典を使って感じたメリット。に書きましたので興味がある人はどうぞ。

    そこで

  • 分からない単語の意味を文脈から予想
  • 分からない単語を英英辞典で調べ、英英辞典にマーカーを付ける
  • 調べたら文脈の中で意味を確認
  • ノートにその単語だけを書く(その時に必死になって覚える努力をする。)
  • それでも分からないものは英和辞典で調べる
  • 文脈で確認

  • という手順に変えてみました。

    こっちだとノートを見ただけでは意味は分からないかもしれませんがわからない単語のアーカイブはできます。

    また忘れたら辞書を引く癖もつけられるし作業時間が短くなります。

    文脈のなかで単語の意味を確認した方が覚えられる気がします。

    そのあとは再度読んで、問題で当たったところはその根拠となる英文を確認し、間違ったところはどこが答えの根拠になるのかを探しました。

    その後は音読を最低一回。小声でも問題ないと思います。

    最後に

    解き方の一例としてだれかの参考になれば幸いです。

    早起きと作業効率



    最近は時間を増やすために朝5時起き12時に寝るという生活を続けています。まだ研究中なんですけれど期待するメリットとどの時間に何をすれば効率よく動けるかをまとめてみます。

    時間について


    時間は1日24時間で365日で1年間です。時間には自分で修められる時間とそうじゃない時間があります。例えば、学生なら学校の授業時間は決められているので自分ではどうしようもありません。その時間はその他者から決められた時間の中で動くしかないのです。授業時間以外の時間なら自分で修められます。よって自分で修められる時間に何をするか、その時間をどうやって捻出するかが大事になります。

    速くやらないといけない

    時間の捻出と共に大事なのは速く行うことです。例えば課題とかね。速く行わなければならないと考える理由としては、未来に何が起こるかわからないからです。あらかじめ自分で未来の計画を立てていたとしても、急な用事というものは往々にして入ってくるし、自分が体調を崩して行えないかもしれないので前もってやることが大切ですね。

    早起きで得る時間


    朝5時に起きて夜の12時に寝ると一日の時間は19時間。8時起きだと16時間。3時間作れます。まあ5時に起きる必要は必ずしもないと思いますが。3時間あれば結構色々できます。

    眠くなるか


    日中眠くなるかは結構日によります。目覚めがすごくいい日もあればあまりよくない日もあるのでその朝起きた時にだいたいわかります。

    勉強していて眠くなった時には我が母校の伝統、とりあえず立つ。これですね。あとはコーヒー。休憩挟むとか。こうやってブログ書きはじめたのも眠くなってきたからです。眠くなったらブログ書くのいいかもしれませんね。

    作業効率


    一日の中で作業効率がいい時間とあまり良くない時間があります。眠気が襲ってくる時と眠気がない時です。その状況に合わせて時間を使うべきだと感じています。結構時間作りたくても作れないという友達もいるようで、早起きしたらというと作業効率があああとか言われたりします。まあ効率大事ですよね。とりあえず打開策ないなら効率があとか言ってないでやってみろという感じですね。やりながら効率のいい方法を研究していくのが正しい道なのかなと思います。

    時間帯による作業



    時間帯というのは起床直後(眠い)、起床後2-3時間後(覚醒)、午前中(通常)、食後(眠い)、午後(通常)、夕食後(眠い)、寝るまで(通常)。という風に分けてみます。この分け方は自分でやってみての、なんとなくの肌感覚です。

    起床後はまだ眠気があるのでパソコンをいじるとか、ノートに書くとか手とか体を動かす作業をした方が効率がいい気がします。あとは筋トレとか。走ってもいいけどあまりハードにやるとその後眠気がくることもある。

    起床後2-3時間は、勉強の時間かなあと思います。最近はこの時間にIELTSの問題とかかな。授業が始まってなければ。この時間は結構さっぱりしているのでお好きに使うのがいいのかなと。

    午前中から午後くらいまでは大体授業があるので省略。

    授業後は大体勉強の時間ですね。授業の課題とか。

    夕食後は眠くなるので、手を動かす作業がいい感じですね。タイプしてれば割と眠気が軽減されるかな。

    眠るまでの時間は一日の疲れで結構ダレルのでそういうもんだと思いながらやるしかない感じな現状ですね。

    最後に

    今のところ、早起きして時間帯によって行うことを変える。速くやる。とかですかな。続けて行って洗練させたいところです。また眠気がきたら書こうと思います。

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