アキタの雑記

博士後期課程の雑記ブログ。 読んだ本、コンピューター系のメモ、愛猫の写真、勉強のこととか。

2018年01月

植物生理学の感想

植物生理学の講義では各種植物ホルモンの合成、情報伝達、作用などについてを学習した。

この講義ではオーキシン、ジベレリン、サイトカイニン、アブシジン酸、エチレン、ブラシノステロイド、サリチル酸、ジャスモン酸を扱った。

中間テストまでの範囲ではオーキシン、ジベレリン、サイトカイニン、アブシジン酸を扱った。

期末テストではエチレン、ブラシノステロイド、サリチル酸を扱った。

ジャスモン酸は授業の進度の関係で出題はされなかった。

テストでは各種植物ホルモンの構造式(選択問題)、作用(論述問題)、情報伝達(論述問題)、情報伝達や作用などを複合的に扱った論述問題、出題が主だった。

テストの難易度は適切だと感じた。勉強をしっかりすれば点数を取れる良い問題だと感じた。ただ暗記してそれをアウトプットするだけの問題ではなく実験の結果を考えて記述するような問題が出題され、解いていて楽しい問題だった。

各種植物ホルモンの情報伝達も様々なやり方があり、多様な方法が取られているところが面白かった。動けない植物が環境応答する上で植物ホルモンが多大な働きをしており、その仕組みを知ることは重要であり面白いところだと思った。

coincheckがXEMを盗まれた件

1/26 coincheckでXEMが不正アクセスにより盗まれた。被害総額は日本円に換算して580億円。この盗まれたXEMは顧客のもの。coincheckは同日23:30から記者会見を行った。coincheck側はXEMのマルチシグ(秘密鍵を1つの署名でなく複数の署名を用いることでセキュリティが上がる)を使用しておらず、またコールドウォレットではなくホットウォレットで保管していた。(コールドウォレット:オフラインで秘密鍵を保管。ホットウォレット:オンライン上で秘密鍵を保管。)

XEMのセキュリティが脆弱なわけではない。預けている取引所から盗まれたわけでXEMうんぬんというのは違う。

coincheckで扱っている他の仮想通貨は今のところ被害は受けていない。

盗まれたXEMの保証をどうするのかというのは検討中とのこと。

今後coincheckで扱っている他の仮想通貨まで被害に遭わないようにcoincheckさんには頑張ってほしいです。

記者会見の感想として、記者会見を行う意味がわからない。というのがまず見て思いました。
被害を防げなかったcoincheckが非難されるのは仕方のないことです。しかし、その非難を行うのは直接買って被害にあった人なのではないでしょうか。記者の人は非難よりもまずcoincheck側の被害の状況、XEM以外の被害はないのか、今後coin checkはどう対応していくのか、など伝えるべきことを質問すれば良かったのではないかなと思いました。
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仮想通貨面白いなと思っているので簡単に紹介します。
まず私が使っている取引所2つ紹介します。

簡単安心!ビットコイン取引所 coincheck
出川さんのCMしてるとこですね。
簡単に使えるので使いやすいのがメリットかなと。BTC以外の手数料はちょっと高め。それなりに銘柄もそろってます。

Zaif
今日やっと本人確認書類が届きました。これから使っていく予定です。ここは手数料が安いのがメリットかなと。ここは板形式で、売りたい人と買いたい人が直接やりとりをするので安く買うことができるのが魅力です。

各取引所も本人確認に時間が2週間以上くらいはかかったので、仮想通貨を買いたい人は早めに取引所の口座開設をすることをオススメします。

ブラシノステロイド



生理作用



  • 成長

  • 細胞分裂

  • 伸長

  • 分化(導管の分化 ウニコナゾール(GAの合成阻害剤)添加で抑制された。)

  • 病原体に対する防御

  • ストレス耐性(解毒促進,抗酸化物質の合成)

  • 生殖成長

  • 雄蕊と花粉の発達に必要

  • 果実の成熟に貢献


生合成


DWF4,DET2,CPDが働く

受容体


BRI1-LRR受容体キナーゼ(ロイシンリッチリピート,膜貫通ドメイン,キナーゼドメインの3つの領域からなる)

信号伝達



  • BRI1とブラシノステロイドが結合

  • BRI1を不活性化していたBKI1が解離

  • BAK1はBRI1と相互作用し活性化

  • BSU1(脱リン酸化酵素)を活性化

  • BIN2(リン酸化酵素)を不活性化

  • BIN2により不活性化されていたBZR1,2が活性化される

  • 成長促進する遺伝子の発現がオンになる


オーキシンとの関係


オーキシンはBR生合成に必要CPDの発現を誘導する

BRはオーキシン誘導性の転写因子ARF2の発現を活性化することで、他のオーキシン誘導性遺伝子の発現を促進する。

植物生理学テスト勉強



エチレンについて



  • 作用花弁の老化促進

  • 果実の成熟

  • 節間伸長(浮き稲)(SNORKEL1&2が転写因子)

  • 病原菌への応答(エチレン非感受性のタバコは病害に弱い)

  • ウリ科植物の性決定(エチレン合成の上昇によりおしべの分化抑制が起こる)→雌花化



生合成


無酸素状態でエチレン蓄積
メチオニン→S-アデノシルメチオニン(ACSが働く)→ACC(ACOが働く)→エチレン

ACS、ACOはc DNAライブラリに抗体を用いることで単離された。
ACSは二量体を形成する。ACSのC末端のリン酸化がETO1の作用を阻害することでACSは安定化する。

信号伝達


エチレンが受容体で小胞体膜状に存在するETR1に結合すると受容体ETR1は相互作用していたCTR1を不活性化する。するとCTR1のリン酸化の作用をEIN2は受けなくなる。(CTR1はセリン/スレオニンキナーゼをコードするリン酸化酵素の役割をする。)するとプロテアーゼによりEIN2はN末端とC末端のペプチドに分かれ、C末端側が核内に移行しEIN3と相互作用し、EIN3/EIL1はERF1遺伝子のプロモーターに結合。ERF1も転写因子でエチレン応答性遺伝子の転写を制御する。

変異体



  • eto 三重反応を起こす。(伸長抑制、胚軸の肥大、茎頂フックの過度な屈曲。)→ACSをユビキチン化出来ない。→ACS分解されない。→ACS安定化→エチレン合成の恒常化

  • eto2 ACS5を安定化

  • eto3 ACS9を安定化

  • ETO1はユビキチンリガーゼ複合体の構成因子の1つ。ACSタンパクをユビキチン化のターゲットにする。
  • ctr1 恒常的な三重反応

  • ers1,etr1 成長しない

  • etr1,etr2,ein 4背高い


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