ゾンビ対数学 数学なしでは生き残れない



数学嫌いの学生がよく言う「数学なんてなんの役に立つの?」本書は答える。

ゾンビの蔓延る世界では数学なしには生き残れない。と。

本書は表紙に書かれているようにサバイバルホラー小説である。高校数学で微積分を学習した人でなぜ微積分を勉強したのかわからない人にオススメである。

微積分なしには人は生きられないのだ。

なーんて、適当なことを書いた上で面白かったところをいくつか抜粋して見かえそうかなと思います。

"「ジェシーヒトの頭蓋骨を割るにはどれくらいの力が必要か知ってる?」

「あなた、私の専門を誤解しているんじゃないの?」

「ぼく知ってます」アンガスが言った。
「セス・ガムスキーはビーン・ボールにビビって、バッターボックスに立つと体がボールから逃げちゃうんです。そこでコーチは、ビビることはないって教えたんです。コーチが言うには、頭蓋骨を破壊するには10000ニュートンの力が必要なんだそうです。野球のボールは5オンスです。だからたとえ時速90マイル(時速145キロメートル)のボールでも、頭蓋骨が割れることはないんだそうです。詳しい計算は忘れました。」"

ゾンビの蔓延する世界ではなんの知識が役に立つかわかりませんな。