三体が最高だったという報告

かなり久しぶりの更新となりました。久々にPV見たら放っておいても見てくれている人がいたのでまあ何か書こうかなあと思って思いPCの蓋を開けて書いてみました。

三体読み終わりました。いや面白かったです。ゴリゴリのSFです。テーマは異星文明とのファーストコンタクトというSFではありがちですが最高でした。オススメです。

面白かった小説を紹介するのは未だに難しい作業だなあと感じます。どこまで話していいのか、これ以上はネタバレ?とか考えているとわけわからなくなってしまいます。

 物理学者の父を文化大革命で惨殺され、人類に絶望した中国人エリート科学者・葉文潔(イエ・ウェンジェ)。失意の日々を過ごす彼女は、ある日、巨大パラボナアンテナを備える謎めいた軍事基地にスカウトされる。そこでは、人類の運命を左右するかもしれないプロジェクトが、極秘裏に進行していた。
 数十年後。ナノテク素材の研究者・汪淼(ワン・ミャオ)は、ある会議に招集され、世界的な科学者が次々に自殺している事実を告げられる。その陰に見え隠れする学術団体<科学フロンティア>への潜入を引き受けた彼を、科学的にありえない怪現象<ゴースト・カウントダウン>が襲う。そして汪淼が入り込む、三つの太陽を持つ異星を舞台にしたVRゲーム「三体」の驚くべき真実とは?
とここまでがブックカバーからの引用です。

もしも地球外生命体および地球外文明が見つかったら

SFだと地球外生命体、いわゆるエイリアンが見つかって地球人と戦ったり交流したりというのはよくある話です。リドリースコットのエイリアン。スピルバーグのET。スターウォーズ。アバター。とかまあ色々ありますよね。しかし現実問題、生命はこの地球以外で見つかっていません。

しかし、NASAを始めとした研究者の方々が地球外生命体をマジで探査するプロジェクトが行われています。火星や、木星の衛星エウロパや土星の衛星エンセラダスなどに探査機を送って地球外生命体を探すような計画です。このような計画でターゲットにされているのは、上記のようないわゆるエイリアンではなく地球で見られるような細菌のようなやつらです。

実際に探査が成功してサンプル・リターンが成功して地球外生命体(細菌みたいなやつ)が見つかったとしたらこの地球で、人類にどのようなインパクトを与えるでしょうか。まあ間違いなく今世紀で一番の大事件になるでしょう。夜空を見上げて遠い星を眺めて、どこか宇宙にいるかもしれない異星人またはもっと下等な地球外生命体に思いを馳せるのでしょうか。その時に人類は何を思うのでしょうか。

もし地球外文明が見つかったとしたら、ただ単に地球外生命体が見つかった時よりももっと大きなインパクトでしょう。少なくともこの太陽系に地球文明以外はないので(地球外文明はあるとしたら)この系外にその文明はあるはずです。

めちゃくちゃ遠い太陽系外にあるかもしれない文明とどうコンタクトをとればいいのでしょうか。遠い宇宙に向けて電波を送って返信を待っていたり、タイムカプセルのように地球の情報を込めて飛ばしてみたりと試みているようです。

これらが無事に幸運にもこの広い宇宙のどこかにある文明に届いたとしましょう。前提としてこの文明が私達地球文明が送ったメッセージに気づくだけの文明でなければなりません。とりあえずこの地球と同程度の文明を持っていることが前提かなあと。そんな文明があったとしてこちらのメッセージを受け取ったとしてそれに返信してくれるかはまた別問題ですよね。

返信がなければこちらとしては、他の文明があるかどうかはわからない。完全な受け身の状態ですね。

地球外文明とファーストコンタクトを取れた時に地球人の反応はどうなるのか。ということについて書かれていてすごく興味深かったです。地球内でのごたごたと異星との間でのごたごたとか。あんまり詳しくは書きませんけど。

地球内でも誰が、どの国がそのメッセージを受け取るかでも対応が変わってくるってのは結構なるほどなという感じしました。