社会の空気感を作っていくことの大切さ

聞いた話なんですけど~

僕の父の会社はいわゆるブラック企業とみなせると思う。僕が小さかった頃、平日に父と会う事はほとんどなかった。父は朝の4時には会社に出かけ夜の12時ぐらいに帰ってくるからである。1日の労働時間はおそらく12時間くらいだったのだろう。その時の僕の就寝時間は大体遅くても10時位で、起床時間は7時とかだったので会えなかったわけである。この労働時間の長さだけでなく、ボーナスがカットされたこともあったそうだ。

父の同期の人もその過酷な労働環境から1人、また1人と去っていったそうだ。会社を辞めたある人は辞め際にこういったそうだ、

「こんなの人間が働く環境じゃない。」

またある上司は、5ヶ国語を使えたすごく頭のいい人だったそうだが、身体が弱く週のうちの半分を欠勤していたそうだ。その結果、辞めてしまった。

このような人たちがいたということを聞くとブラック企業と呼ばれても仕方がないのだろうと思う。 母も子供達に父の会社に入ることは勧められないと言っている。

また有給休暇は制度としてはあったものの会社の空気としてはそんなもの取れるわけもないと言うような空気感だったそうだ。これが大体今から10年位前の会社の空気感だ。

その空気感が今は変わってきているそうだ。最近、有給が取れるかもしれないと父が言っていた。会社の上の人の方が有給を取るように指示しているようだ。まだ実際有給が取れるのかわからない。しかし、最近の社会の世論の影響で少しずつブラック企業と言われる長時間労働をする会社も変わってきているのかもしれない。もし僕たちが長時間労働を行う会社で働くことを望まないのならば、そのような長時間労働はナンセンスだと言う社会的な空気感を作っていかなければならないのだなぁと感じた。逆に言えば、空気感は変えられるのだと。